2005年07月26日

続・アライグマは見た目と違って狂暴? はあ!?

私の悪いクセですが、相変わらずの物言いで、“アライグマの駆除に反対することに反対”と書きなぐったままにしておくと、傷つかなくてもよい人まで傷つけてしまうので、エクスキューズを試みてみます。
私はアライグマの防除(駆除)に賛成している訳ではありません。ただ我国の貴重な生態系を守るために、アライグマの防除は必要な措置であるとは思っています。
行政は酷薄だとか、アライグマを安楽死させるのは残酷だとか、言うのは簡単です。反対のための反対を唱えるのも簡単です。
ですが、誰が好き好んで生き物を殺したいというのでしょうか。こうなるまで放っておいたのは確かに行政の不手際ですが、この様な事態を作りだしたのは、一体誰なのか(そもそもアライグマの放逐第一号は動物園から逃げ出した個体ではありますが)。
その問題を“アライグマは見た目と違って狂暴”などと極小化する。あるいはそれに対して“可哀想だから殺すな”と安易に反対する。そこが疑問なのです。

一方で、アライグマを保護しようという活動も存在しています。そのことに関しては、私は賛成も反対もどちらの意見も言うことができません。話題にすることさえおこがましいのですが、行き掛り上、書いてみます。
外来生物法で防除対象になった生き物は、飼育であろうと保護であろうと飼養のためには以下の条件を満たさなければなりません。
飼養する個体は、地方自治体等の防除実施主体から譲渡されたものであること。つまり個人的に捕獲・購入・譲渡しされた物ではダメです。
不妊手術を受けさせたうえで、飼養できる数量の上限を定めなければなりません。
マイクロチップによる個体識別措置を(一頭ごとに)講じなければなりません。
一定期間毎に飼養の状況について主務大臣に報告しなければなりません。
不妊手術を受けさせたものでも、野外に放逐すれば罰せられます。
誤って逃がしてしまった場合は、その個体の防除に関わる費用は、逃がした当事者が負います。
もちろん、民間の保護施設から個人あるいは施設へ里子に出すこと(譲渡し)も禁止されています。
生き物を保護するには途轍もない物理的・経済的な苦痛をともなうものです。その上で防除対象外来種の保護には、上記の様な厳しい条件が付加されるのです。
これだけの犠牲を払って生き物を愛護する人々に向って、私の様な者が何を言うことができるでしょうか…。

外来種問題は、防除する側にも保護する側にも多大な苦痛と労力をともなう問題なのです。
私の様な口説の徒が、安易に批判めいたことを言えるようなことではないのです。
ですが、この口先男にも、この様な悲劇がイタチごっこの様に繰り返されないよう、一つだけできることがあります。
“他人と少しでも違った珍しい生き物を飼いたい”という者や、“変わった生き物を高く売ってぼろ儲け”しようとしている者を指さして言ってやることができるのです。
めっちゃセコイやつ」と。

私が一番セコイ様な気もしますが…。
posted by プアマリナ at 18:58| 沖縄 ☀| Comment(5) | TrackBack(1) | モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
プアマリナさん
おはようございます。プアマリナさんの視点は冷静で大事な方向を指しておられると思いました。

>外来種問題は、防除する側にも保護する側にも多大な苦痛と労力をともなう問題なのです。

本当にそうですよね。
生き物を、お金のために、そのふるさとから拉致して売る人たち、買っておいて生き物の生命と心を大切にしない人たち、それらを野放しに許してきた行政。・・・私はここで躓いているので、駆除か保護かの問題すら考えられない、というのが正直なところです。情けないです。
Posted by マオ at 2005年07月28日 07:50
いや、マオさん。私も答えを出さないで問題提起して終わってるので、マスコミと同じぐらいバカで卑怯なのかもしれません(^_^;)
でも私には多分、一生答えは見付けられないです(T。T)
ただただ、「狂暴だから駆除する」VS「可哀想だから保護する」と矮小化した対決構造で、世間が誤魔化されて良い問題ではないし、それではアライグマも浮かばれないだろうと。
アライグマからすれば「知ったことか!」なんでしょうけどね(-.-;)
Posted by プアマリナ at 2005年07月28日 11:07
プアマリナさんこんにちわ!
人類は飛行機、ライフル、などを手に入れた時点で、勝手に人類は地球で一番愚か者になりました。
悲しい証明
世界野生動物基金の最近の統計では、ブラジルの森に居るライオン、タマリン」の数は400〜500頭以上は居ないという事が、はっきりしました。自然環境の破壊と動物園や動物愛好家のために、捕らえられたせいで、このように減ってしまったのです。
アライグマとは話がずれてしまいましたが現実です。一人一人のモラルの向上を今!何とかしなくては、22世紀は無いかもしれませんね!

引きこもり系で現実主義?!の意見で申し訳ありません。

Posted by りょう at 2005年07月28日 17:02
(↑ライオンタマリンです。for ROMの方)

りょうさん、いらっしゃい(^○^)
>一人ひとりのモラル
その通りですね。あと無関心と無神経と確信犯(^_^;)
もうどこから対処したものやら(-.-;)

現実主義は解りましたけど、引きこもり系とは思えませんでしたよ(^○^)
Posted by プアマリナ at 2005年07月28日 20:34

緊急事態wwwww
http://k5bvj-9.kxyasx.info/
あらゆる股間で大洪水wwwwwwこれはヤバいwwwwwwwwwwww
Posted by 欲求不満カイケツwww at 2011年03月21日 02:29
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Excerpt: アライグマアライグマ生物の分類|分類界:動物|動物界 Animalia門:脊索動物|脊索動物門 Chordata亜門:脊椎動物|脊椎動物亜門 Vertebrata綱:哺乳綱 Mammalia目:ネコ目..
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Tracked: 2005-08-09 15:46
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