2004年02月24日

具体的な白点治療(後編)

薬を使わない白点治療の試みですが、基本は2点。
ちなみに(誰が見ているかは不明ですが)、これを参考にしようと思われた方は、ちゃんと白点記事の一番下(過去)から読んでくださいね。いきなりこの項だけ読んで、「よし!これで治そう」とやっても絶対に治せませんから。

1)水槽内の白点の絶対量を減らす
まずは、魚の体表に付いた白点親虫をクリーナーシュリンプに掃除させます。これだけでは治療の決め手にはなりませんが、例えばエビが白点を1匹食べたとしますと、それだけで100匹前後の白点子虫の増殖を食い止めたことになります
次に白点子虫も積極的に減らす工夫をします。普通の薬は使えないので、私はヨウ素の添加量を増やすということをやっています。
水槽にヤドカリ他の節足動物がたくさんいる関係上、普段から私はヨウ素の添加を行っています。
250cc程度の容器にイソジンを一滴入れて水で薄めたもの。それを1.5リットル入りのペットボトルに10ccほど入れて満水にし、2時間弱かけて点滴するということを、2週に一度ほど行っていたのですが、白点が発生してからはヨウ素の量を倍にし、週に二度点滴しています。
ヨウ素がどの程度白点子虫に有効かは判りませんが、実際にヨウ素に触れた白点子虫は死ぬでしょうから、減らすという目的は果たしていると思います。また白点で怖いのは二次感染で、白点によって荒れた皮膚に他の病原菌などが付いて斃死に到るケースですから、ヨウ素は無効ではないと思います。
ついでにヨウ素殺菌ボールに、白点への直接的な効果があれば良いんだけど…。

2)魚の抵抗力をアップする
これはアップするというよりはダウンさせないようにするという方が正しい表現ですが、(この時期なので可能?)水温を24℃に落としています。もちろんいきなり水温を落とすと魚にダメージを与えて体力を消耗させてしまいますから、1週間に1℃ずつ下げて24℃にしました。これによって白点の増殖スピードを抑え魚の体力消耗を防ぎます。
また餌はかなり与えています。少しでも魚の抵抗力をアップするために。その餌にメディフィッシュも使用しています(本当はメディマリンを使いたかったのですが、あの手の餌はクマノミが独占してしまうので(^_^;) )。
メディフィッシュ等にはラクトフェリンという物質(これは母乳に含まれる免疫成分で脊椎動物の抵抗力を増す働きがあります)が含まれていて、養殖魚業界でも病気予防に使用されているそうです。市販の餌にどの程度含まれているかは疑問ですけどね(^_^;)

ちなみに白点子虫を減らすため頻繁に水換えも行いたいところですが、白点のライフサイクルから考えてあまり有効な手段とも思えませんし、水換えによるストレスの方が魚にとっては悪そうなので、私は普段と同じ頻度で行うつもりです。
大体3ヶ月に一度、30%ほど換水というのが私のペースですが…。

あくまでも魚が弱ってきたら別タンクで硫酸銅治療を行うという用意をしつつ、上記の2種類を行い白点の自然治癒を目指しているのですが、さて…。治ってから偉そうに言え!なんて声も聞こえてきそうですね(^_^;)
これで治るかどうかは微妙なところですが、ここまでやって治らなければ、何したって自然治癒は無理ということだし、少なくともライブロック他無脊椎の入った水槽に白点が発生したら、如何に大変かということだけは理解していただけるかと思います(^_^;)
posted by プアマリナ at 11:38| 沖縄 晴れ| Comment(1) | TrackBack(0) | 海水魚飼育とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
基本以前の問題なんですが、水槽内で白点が発生している時、または白点で魚が死んでしまった直後等に新しい魚を入れるのは絶対にNGですよ。例え白点に罹っていない魚を追加したとしても、この水槽内には大量の白点子虫が「調子の悪い魚はいないか?」と手ぐすね引いて待っているわけですから、『新規魚が発病→大量のシストがばらまかれる→超大量の白点子虫が蔓延→健康だった魚も感染→水槽全滅』という最悪のシナリオが完成します。
当たり前のことなんだけど、こういうことを平気でやるアクアリストがたまにおられるようで…。白点で魚を殺し、次々と新しい魚を買い、また次々と殺すという。
そういうアクアリストって、(上得意なんで)ショップに行くと一番大きな顔をしていますから、“この人はベテランに違いない!”と勘違いして、言うことを聞いてはダメですよ(^_^;)
大体がこういう人に限って、大量の魚を殺した挙句に「あのショップの魚は弱くてすぐに死ぬ」とか吹聴しまくるので、ショップにとってもあまり良い客ではない様です。
心あるショップの店主さんなどは、こういう人が帰った後に「はぁー…」と溜息をついています。商売なんで背に腹は代えられないとは云え、やはり気持ちの良いものではないのでしょう。私の近所などでは「あんた、また殺したの?」と客に向って平気で言う店もあったりします。
Posted by プアマリナ at 2004年02月24日 11:41
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