2006年03月08日

迷惑メール

最近、「出会い系」の、迷惑メールが無作為にどんどん送られてきます。
皆さんのメールアドレスにも毎日、たくさんの迷惑メールが来ていることでしょう。
個人名を装ったマシンメールで、「ずっと待ってたのに、どうして来てくれなかったんですか?」とか「このアドレスで私の携帯番号をお知らせしています」とか「メールくれましたよね? お金のことなら心配しないで」とか(^_^;)
アホかと、バカかと、こんなメールに誰が騙されるんだと、思いませんか?
また、掲示板などには「drug系」の英文書き込みがしつこく書き込まれています。
趣旨・内容を理解もしないで、無作為にプログラム投稿されたもので、不愉快極まりないですね。
話題に関係ある宣伝書き込みならともかく、掲示板を訪れるユーザーの反感買うばかりじゃないかと、思いませんか?

ところが、この手の逆効果としか思えない宣伝アドレスを、実は100人に1人ぐらいのユーザーがクリックするらしいのです。
100人に1人でも、100万件露出すれば1万人のユーザーを誘致することが出来るのです。どれも文章を一回書いてクリックすれば良いだけのプログラム投稿ですから、100万件ぐらいあっという間です。
そのため、この手の迷惑メールおよび迷惑投稿は一向に収まる気配を見せません。
クリックするバカがいるから、みんなが迷惑するんだと思いますか? 確かにそういう考え方もありでしょう。でも私はそうは考えません。

1人のユーザーを獲得するためには、残りの99人に嫌な思いをさせても一向に平気だという厚顔無恥の輩を、神よ今すぐ罰したまえ!

何が陋劣だと言って、この連中は自分で自分の首を絞めていることに、全く気付いていないのです。
インターネットというのは、自由で便利なコミュニケーションメディアです。広告手段として考えても、(金さえあればガセでも商品イメージをアップできる)他のマス媒体とは違い、本当に自由かつ便利なメディアです。
ところが、ここに一部の不心得者がいます。この不心得者どもが消費者に疑心暗鬼を振りまき、反感の種を植え付け、メディアの自由を奪い続けています。
最近では、メールアドレスさえオチオチ露出できません。口コミに近い消費者同士のコミュニケーションが、インターネット広告の魅力であるはずなのに、不心得者の所為でどんどん魅力が減退しています。
空から百一の種を蒔き続けて畑を荒廃させることに、何の意味があるのでしょうか。

ん? この記事は「ヤドカリランド」や「ハーミーズ・クラブ」に何か関係があるのかって?
大いに関係あるつもりなんですが(^_^;)


posted by プアマリナ at 12:48| 沖縄 ☔| Comment(2) | TrackBack(1) | 2006年のT社・M社関連情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月06日

続:ここでちょっと、消費者の方にもお願いです。

昨年は、多くのオカヤドカリ飼育者の方が、「トミー・マルカン製品でオカヤドカリを飼育することは非常に難しい」ということを、縷々説明し、あるいは(哀しい思いをして)実証しました。
冷静かつ客観的に、ヤドカリランドやハーミーズ・クラブの問題点を指摘したWebページが既にたくさんありますから、今年はトミー・マルカン製品を買う消費者はいないだろうと楽観したいところですが、これが中々そうもいかないのです(-。-;)
どんな生き物でもそうですが、生き物を飼育する場合の基本中の基本、要するに常識として、「買ってから飼い方を調べる」のではなくて「飼い方を調べてから買う」ということがあります。
「当たり前じゃないか」と怒られそうですが、消費者がみな、この当たり前のことをしていれば、ヤドカリランドやハーミーズ・クラブなど今まで一つとして売れたはずはないのです。

ですから、消費者の方にお願いです。
「店頭でオカヤドカリを発見」あるいは「流行ってるから欲しいな」という場合でも、冷静に「物理的に飼えるのかどうか」を見極め、また買う前に「飼い方を調べて」から、購入に踏み切って(あるいは断念して)欲しいのです。
確かに、業者が二言目には言う様に「オカヤドカリの飼育は簡単」な部類に入ります。
一部の魚や珊瑚の様に“飼育環境に特別うるさい(上に維持するのに技術を要する)”訳でもなく、一部のエビやカニの様に“特定の餌を専食する”訳でもなく、一部の両生類や爬虫類の様に“生き餌(あるいは動くもの)しか食べない”訳でもありません。
よほど劣悪な環境でない限り、よほど偏った餌やりをしない限り、また極端な過密飼育をしない限り、病気もせずに丈夫に生き続ける生き物です。
それでも、オカヤドカリは歴とした生き物ですから、メンテナンスフリーでもなく簡単癒し系でもなく、ちゃんと飼い方というものがあります。
そして、これまた業者が二言目に言う「オカヤドカリの生態には解っていないことが多い」のは確かですが、“飼育というレベル”では、他の生き物に比べれば非常に「解っていることが多い」のです。
一頃は、オカヤドカリの飼育情報などは、本屋さんにもネット上にも、もちろんペットショップにも、ほとんどなかったのですが、幸か不幸か、今はGoogleでもyahoo!でも、「オカヤドカリ」と検索ワードを入れるだけで、いくらでも出て来ます。
「○○○のことなら」とか「○○○専門」という言葉(注:これらは古典的な広告用語であって、情報の正確さや信憑性をなんら保証するものではなく、それどころか銭儲けに都合の悪い事実を隠蔽するために使われているケースが多い)さえ使っていないページなら、そして「○○○専用品」(注:これは古典的な抱き合せ販売の手口であって、消費者の使い勝手や商品の性能をなんら保証するものではなく、むしろ汎用性が低く使い物にならないケースが多い)さえ扱っていないページなら、どれでも参考になるはずですから、せめて買う前に下調べをして欲しいのです。

と、ここで少し、虚しさにとらわれました(T*T)
ちゃんと“買う前に調べて”いて、この記事に辿り着いた方には、ここで述べる必要は何もない(^_^;)
“買ってしまってから”この記事に辿り着いた方には、単なるイヤミにしか見えない(~_~;)
何という無駄な記事であることか…。
しかし! 買ってしまってからここを訪れた人にも一言。「まだ手遅れではないので、ソッポ向かずに飼育方法を調べてください。頑張れ!」


(とりあえず、このカテゴリーで言いたいことは、一先ず終わったかも)
posted by プアマリナ at 16:17| 沖縄 ☔| Comment(8) | TrackBack(0) | 2006年のT社・M社関連情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月03日

ここでちょっと、消費者の方にもお願いです。

昨年は、前述した様に、血も涙もないゴリゴリ功利主義ショップだけではなく、消費者の要望に応えて“生体をケージに陳列”してくれた店も、いくつかありました。
多くの方が事態を憂え、勇気を奮って店に意見したことは、素晴らしいことだと思います。また、足の短い私に「どこそこのショップでは○○だった」と情報を提供してくれた方もいます。お陰様で、私が行けない様な遠くの店にも、対応してもらうことができました。
ありがとうございました。
ただ、この“対応”と言うのは、全ての店が全てのオカヤドカリを完璧な状態で陳列できた、という意味ではありません。実際には、ケージに生体を放したものの、そこで死んでしまっているものや、掃除がされておらず異臭を放っていたり、水入れの水がなくなったりしていることもありました。
これはある程度、止むを得ないことです。
どの店でもオカヤドカリ飼育のエキスパートを雇っているという訳ではありませんし、あるいは完璧なメンテナンスを行っていたとしても劣悪な輸送環境のダメージで死んでしまうこともありますし、メンテナンスはしているものの店舗での環境は、家庭で飼育者が飼う様には行かない場合もあります。

例えば、砂の量。飼育する場合は、砂の量を多めにして、オカヤドカリが避難したり、安心して脱皮できる様にしますが、店頭では商品に隠れられると困りますから、あまり砂を厚く敷く訳にはいきません。
匹数にしてもそうです。飼育匹数は少なめが良いに越したことはないのですが、店頭では商品として展示しているのですから(しかも基本的には店頭では脱皮させませんから)、飼育の場合とは異なります。
水がなくなっている。ポップコーンばかりやってる。等、報せてあげたりアドバイスするのは構いませんが、せっかく消費者の要望を入れ、あるいは自主的に、オカヤドカリをちゃんと売ろうとしている店に対して、「あれがダメだ。これがダメだ」と難詰するのは、できれば避けて欲しいのです。
メーカーの言いなり、あるいはメーカーを憚って、あるいはメンテナンスを面倒くさがって、生き物をセット詰めのまま棚に並べ消耗品扱いしている店に比べれば、「ちゃんとやろう」と考えている店は偉いではないですか。
(そんな店が生き物を扱うな!等と言っては実も蓋もありませんから)不慣れなのはしょうがないです。生き物が専門であるはずのペットショップでも、ほんの2、3年前まではオカヤドカリの扱いは酷いものだったのですよ。
悪意の無いミスは咎めない。是非ともこれで行って欲しいのです。

販売店の方にもお願いです。
消費者が、店に対して物を言うのは、(他のお客さんもいる手前)かなり勇気のいることなのです。
クレームを付けることに喜びを見いだす人などは、世の中そんなにはいません。お店と、もちろんオカヤドカリのことを思っての注意やアドバイスですから、真摯に受け止めていただきたいのです。
クドイ様ですが、ヤドカリ会などと(名前はどうでも良いが)いうクレーム団体などは存在していませんから。


(続く)
posted by プアマリナ at 19:03| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 2006年のT社・M社関連情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

恐怖のメーカークレーム

ヤドカリ会に怯えつつ、しかも専門家のアドバイスなど受けてもいない販売店が「この子を頂戴方式」を採れない理由がもう一つあります。
マルカンのセールスマンが、あるショップに対して「水も餌もやらないで下さい。セットから出さないで下さい。死んだら交換しますから」と、言ったとか言わなかったとか、私が聞いたわけではないので、真偽のほどは判りませんが、(商品が生き物でなければ本来は)メーカーと小売店の関係は凡そこの様なものでしょう。
メーカーがセットで納品したものを、小売店側が勝手にバラしてしまって、何か問題があった場合、メーカークレームで返品できないことがあります。要するに小売店の責任で壊したことになるので、ロスとして処理しなければならなくなるのです。
ですから、メーカーが「セットで」と言った限り、消費者に何と言われようと小売店の都合でバラ売りできない事情があります。

しかし、これはハッキリ言ってセコイ(`O´)
上記した様なメーカーと小売店との関係は、通常は有名ブランドメーカーと弱小小売店との関係である場合が多いのです。つまり力関係。
マルカンと言えばペット用品大手。トミーと言えば玩具最大手。各々の業界小売店にとっては、確かに逆らいがたい有名ブランドメーカーには違いないですが、果たして「ヤドカリランド」や「ハーミーズ・クラブ」は、小売店にとってそんなに魅力のある商品でしょうか? そんなに飛ぶように売れてる様には思えませんが? 少なくとも消費者の信頼を損ってまで置き続けるだけの価値はありますか?
あるいは、マルカンやトミーは、小売店が「セットで売ることは売りますが、生体の保護のために陳列は別にします」と言うと、「あんたの店に、ウチの商品は今後一切卸さん!」と喚きたてるほど理不尽な会社ですか?
確かに、250円のプラケース,100円程度の珊瑚砂,タダでもいらん様な餌,金貰ってもいらんプラ椰子,そして理解しがたい人工塗装貝殻に、せいぜい400円のオカヤドカリ一匹をセットにして3,000円という暴利を提示しているメーカーにしてみれば「バラ売りされてはタマラン」と思うのも無理はありません。
ですが、トミーが私に何と言ったか。「この子を頂戴方式と言いまして、広いケージの中からお客様に好きな子を選んでいただきます」と。
マルカンは何と言ったか。「生体と飼育セットとは別々に梱包・陳列します」と。(但しこれは、あとで慌てて「一部を除き」と付け加えやがった)
両メーカーとも断言したのですから、セールスマンが何と言おうと、あるいは説明を怠ろうと、会社の総意として、小売店に「必ずセットで。バラすな!」と強要することはできないはずです。

実は昨年、「セットに詰めないで、生体は別のケージなどに陳列して、ちゃんと世話をしてやって下さい」という私の要望を、すぐに聞いてくれたショップもあります。「メーカーからはその様な説明は受けていませんが、おっしゃる通りです」と、自腹で什器を作成し、対応してくれた店もあります。
私以外にも、同様の成果を納めた方が、複数おられます。
これらの店の棚から、その後、マルカンやトミーの商品が全て消え去ったということは、全くありませんよ。


(続く)
posted by プアマリナ at 17:59| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 2006年のT社・M社関連情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月02日

ヤドカリ会陰謀説と専門家によるアドバイス論

昨年、オカヤドカリ飼育セット(なるもの)を取り扱うホームセンターやペットショップを震撼させた噂がありました。
「ヤドカリ会なる団体が、オカヤドカリの不適切な販売方法に対してクレームを着けている」と。
この噂が作為的に流されたものなのか、それとも不作為に流れたものなのか、私には判りませんが、この噂はオカヤドカリを生き物として扱って欲しいと願う人々にとっては、全く役に立たず、逆に、オカヤドカリを消耗品扱いしたい連中を利する結果に繋がりました。
オカヤドカリ愛護団体、あるいはクレーム団体というレッテルを貼ることによって、事情をよく知らない一般消費者の反感を誘い、かつ、販売店側に猜疑心を植え付け頑なにさせました。
「ヤドカリ会が何か言ってくるかもしれませんけど、ただのクレーム団体ですから無視して下さい」等という卸業者のセールストークが聞こえてきそうです…。

もちろん実際には、ヤドカリ会(というネーミングセンスの悪さはさて置き)などという団体は、存在していません。
仮定の話で団体を作るとしてみて、オカヤドカリ飼育の第一人者で、その実力があるのは、国内ではハートミット・クラブのとれもろさん、みーばい亭の波風さん、偏屈の洞窟のcaveさん。この3人以外には見当たりません。
しかし、このお三方は人数を組織して、販売店にクレームを付けさせよう等という発想とは全く縁のない方々です。
あるいは、海外在住の方ですが実力者である、そお風さん。この方も、時に(メーカーや販売店から見れば)言動が過激になることはあっても、徒党を組んで圧力をかけよう等という陰黠な手段を採ったりはしません。
上記4名の方からすると実力は格段に落ちますが、不祥プアマリナ。この男ならやりかねないですと?
ふむ。確かに、おだてられると木にも登る人間には違いないですが、何しろ人望がありませんから、誰もおだててはくれない(~_~;)
要するに、昨年、オカヤドカリ飼育セット(と称するもの)を取り扱う販売店に寄せられた意見は、どれも店頭での惨状を憂慮した消費者が、自分の意志で自分の意見を述べたものです。どこかで扇動されたり、洗脳されたりしたものでは、決してありません。

そして、これは最早噂でも何でもなく、実際にあった事例として「専門家によるアドバイスを受けているので、この販売方法で大丈夫です」という販売店側の受け答えが、複数報告されています。
その中には、販売店側が苦し紛れの、その場逃れで答えたものもあるでしょうが、メーカー側から「そう答えるように言われた」という例もあるのです。
そもそも“専門家”とは何ぞや。
我国の、(縁日で買ってきて数日で死なせるというのを除けば)浅いオカヤドカリ飼育の歴史から見て、オカヤドカリ飼育の“専門家”と呼べるのは、上述した4名の方と、数年前から一切の活動を停止しているヤドカリ研究所のyamさん。この5名以外にはいません。
この5名なら、間違っても「水も餌もやらないでください」等というアドバイスをする訳はありません。
となると、一体何の専門家なのでしょうね。

水も餌もやらない。実はこれは(ペットを含む)生体流通の過程では、常識です。
遠方から飛行機や船や車で、ゆらゆら揺られながら輸送されてくる生き物に水や餌を与えていると、乗り物酔いで食べた物をもどすことがあります。乗り物酔いしない生き物であっても排泄は行いますから、やはりケース内は汚れます。
ただでさえ輸送疲れで弱っている生き物を、吐瀉物や排泄物と一緒に入れていては下手すると死着ということになりますから、生体流通の過程では水や餌はやらないのです。
ただ、ペットとして売られるのであれば、店頭に到着して数日すれば、餌も与えられ、排泄物も掃除してもらえる。当たり前ですが、これも常識です。
ところが、オカヤドカリは、実はペットとして流通した生き物ではなく、残酷な話ですが、元々は釣りの生き餌として流通した生き物です。数年前までは「釣り餌のオカヤドカリを、飼育しても面白いよ」といった程度の扱いで、購入者が釣り針に掛けて海に放り込むまで“活きが良ければ”構わない代物だったのです。

釣り餌とは残酷だとか、そういうことをここで述べたいのではありません(述べたくない訳でもないけど)。
ただ、“飼育”を目的とした購入を考えている消費者に対して、曲がりなりにも“ペット”として販売しているショップが、「専門家によるアドバイス」を頑なに守り通すべきなのかどうか。
そのことを、一度、冷静になって考えて欲しいのです。

(続く)
posted by プアマリナ at 18:55| 沖縄 ☔| Comment(6) | TrackBack(0) | 2006年のT社・M社関連情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

続:かくなる上は、消費者に直面する小売店に期待

言いたいことは解った。だがやり方が判らない。そうおっしゃるのであれば、遠慮はいりません。私に聞いて下さい。
このブログ右肩のメールアドレスでも構いませんが、こちらはSpam、誹謗、中傷、意味不明のジャンクメールが山ほど来るので、返事が遅れる可能性が高いです。Deca-Jの方のメールアドレスか質問フォームの方へ、ご質問いただければ、懇切丁寧にお答えしましょう。
近所なら直接行ってアドバイスしても良いですよ(^_^;)

で、昨年Deca-Jを立ち上げた際、「あの団体は自分たちの言うことを聞いた業者だけにお墨付きを与え、言うことを聞かない業者を吊るし上げようとしている」等という有り得ないデマを流した悪者がいたそうで。
また現在、Deca-Jでは水族園のスポンサーを募集していますが、「銭儲け根性丸出し」と批判されているそうです。
確かに当方「金ならない!」。また(金儲けの才能は全くないが)世の中にとって有効な金銭の使い方なら知悉しているので「金は欲しい!」。
ですが、ここここをよく読んで下さい。
生体販売を行う業者には如何なる事情があろうともリンクはしないと言っています。リンクしないと言った限り、生体販売を行う業者は当団体のスポンサーにはなれません。そして当団体はスポンサー以外からの資金援助は決して受けません。
別に(オークションを別にすれば)生体販売がイカンとかヤメロとかニャロメとか、その様な意図は全くありません。内心「しまった」と思わなくもないのですが(^_^;)、宣言してしまった限りは、普通の人の世では約束を守らなければならないので。
要するに、判らないことは聞いて下さい。タダでお答えします(でも、いきなり「どうすれば良いですか?」というのはヤメテね)。

と、ここまでは、昨年も私以外に色んな方が同じことを言っていた訳です。別に難しいことをやれと難詰する訳でもなんでもなく、「判らなかったら聞いて下さい」と。
オカヤドカリの販売など、生体を広いケージに放し、水と餌をやってれば良いだけのことですから、簡単なことです。
私などは普通にサラリーマンですから昼間は会社に行っています。毎朝、子供たちを幼稚園や保育所に送ってもいます。その上で海水魚やエビや(海)ヤドカリやカニやイモリや金魚やカメやセキセイインコの世話をし、ベランダの植木に水までやっています。はっきり言って下手なペットショップやホームセンターの店員よりも守備範囲は広いです。その私でもオカヤドカリを6年以上キープできています。
つまり(私も含めた)消費者が、ショップに求めていることは、難しいことでも何でもないのです。

消費者は、簡単かつ常識的なことを言っているだけ。そしてショップ側は、簡単なことを行うだけで顧客の疑問を解消し、評判を下げないで済むのです。
小売業にとってお客様は神様です。その神様を邪険に追い払ったり、適当な言葉で言い繕ったり、時には店員が逆ギレしたりするのは何故なのでしょう。
実は、そこには巧妙に仕組まれた罠(というか相互不理解?)があります。それはヤドカリ会陰謀説と専門家によるアドバイス論です。

(続く)
posted by プアマリナ at 11:42| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 2006年のT社・M社関連情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月01日

かくなる上は、消費者に直面する小売店に期待

マルカンにもトミーにも、人間としての良心の欠片、あるいは消費者に対する一片の誠意というものは残されているはずだと、一縷の望みをまだ残しています。
ですが念のため。消費者と直接対面することになる小売業者の方々へ向けて、発売開始前に常識論を提示しておきます。

オカヤドカリは生き物ですから、卸業者が何と言おうと、水も餌もやらずに店頭に置いておくことはできません。当然のことながら、例え現代科学の粋を凝らし、知的生命体が思い付き得る限りの完璧な延命装置が組込まれていようとも、狭いカプセルやパックに詰めて店頭に置いていれば、そう長くは生きていられません。
また、マルカンやトミーが「飼育セット」と称するプラケースの中で放し飼いにしたとしても、毎日のメンテナンス抜きには命を維持することはできません。
オカヤドカリは、地球上の他の多くの生命体と同じく、命は一つしか持っていません。あまつさえ空調が効き店舗照明が煌々と照りつける一般小売業者の店頭には、凡そ最も適していない生き物でもあります。

このオカヤドカリを、消費者の心証を害することなく販売するための方法は、昨年トミーが私に提示した(けれども実際には口から先のデマカセだった)「この子を頂戴方式」以外にはありません。
要するに、と言うか、“方式”などと鯱張るのもちゃんちゃら面妖な話ですが、飼育セットと生体とは別々に展示するのです。
セット売りだろうとバラ売りだろうと、その辺りは別段どうでも宜しい。
陳列の手順として、飼育セットなるものと生体を別々にすれば良いだけの話です。
飼育セット(なるもの)は飼育セット(らしきもの)で棚だろうが平積だろうが陳列し、生体は別の広い什器にまとめて放し、水と餌をやるだけで良いのです。でも水道水はダメ。餌もポップコーンだけではダメですよ。

「生体だけが欲しい」と言うワガママな顧客も現れるでしょう。その時は「生体だけですと、一匹3,000円になりますが、宜しいでしょうか? ご希望でしたら、オマケで(二束三文の)プラケースと(タダ同然の)珊瑚砂と(飢えても喰わん)餌と(ビジュアル的にも厳しい)プラ椰子をお付けしますが…」と抱き合せれば良いのです。
「飼育セットだけが欲しい」と言う???な顧客が現れれば、それは地球征服を目論むエイリアンに間違いないですから、地球防衛軍に連絡して下さい。

(続く)
posted by プアマリナ at 22:01| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 2006年のT社・M社関連情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする