2005年11月11日

飼育者はナチュラリストだ!

と、いきり立つようなことではないのですが、所謂「自然は自然のままが良いんだ」系の方々からは、我々飼育者ってのは蛇蝎のごとく忌み嫌われてます。
私の場合は、自然下で平穏に暮してる(と一部の人は信じて疑わない)生き物を、無理矢理捕まえる採集ということまでやってますので、五十歩百歩とかメクソハナクソとかいうレベルでなく、超極悪人の様に思ってる方もいるでしょうね(^_^;)

いえ、別に「自然には一切手を触れるな(往々にして、目もくれるな)」と宣う方々に物申そうという訳ではありません。
問題は、その環境保護活動家(?)に成り済まして、あるいは標榜して、「飼育者が生体販売業者を批判するのは片腹痛い」と言って回る連中がいるということです。
飼育者が、業者の不義を詰ると、必ずどこかからこの手合が現れます。しかもこの方々が業者に何か言うことは、不思議とありません。
はて…。
この方々にとっては、生体販売業者は“自然とふれあうことの少ない人々のため、己を悪者にして生き物を販売する『本当は善良な人』”。そして、業者を批判する(って、私は批判したことないんですがね。環境に深刻な影響を与えかねない行為について、その行為のみ自粛するようお願いしたことはありますが)飼育者は、“己の悪事を棚に上げて、しかも何もしないで他者を誹謗する『偽善者』”。
そういうことなのでしょう。

ですが、「ちょっと待てよ」と私は言いたい。
自然とふれあうことの少ない人間が、店頭で販売されている生き物を購入して、それだけで自然環境に興味を持ちますか? しかもすぐに死なせてしまうような、いい加減な飼育セットとやらで短期間飼っただけで。
希少な生き物を“激レア”等と称し、高値で売ることが、本当は善良な業者のやることでしょうか?
あるいは、店頭で消耗品の如く陳列された生き物の、死屍累々たる様を見て育った子供たちが、次代を担うナチュラリストたりえますか?

この最悪の状況を是正するには、自然の観察者(傍観者じゃダメですよ)たる飼育者にしかできないのです。
飼育者でなければ見過ごしてしまう店頭での酷い扱い、飼育者でなければ解らない不適正な飼育方法、飼育者でなければ気付かない環境破壊行為。
これらについて、「ちゃんとやりましょう」と言えるのは、飼育者しかいないのです。

ということで、飼育者の立場から環境保全を訴求する水族館を設立したいのです。飼育者として「自分の考える適正な飼育方法を見せてやろうじゃないか!」と思われる方は、ご協力ください。
え? 難しいことはイヤだ? 自分が好きな生き物だけをこっそりと飼っていたい?
まあ、そう思うのは自然ですが、そうも言っていられない状況に、既になっていますよ。ご協力と言っても「金を出せ」とか「署名しろ」とか「抗議しろ」とか、そういうことは一切やっていませんので、何でも良いのです。
ご意見板を作りましたので前向きなご意見、アドバイスを、是非お願いします。
なんなら、代表者を代わってくれても良いですよ(^_^;)


posted by プアマリナ at 18:54| 沖縄 ☁| Comment(7) | 北赤道海流圏オカヤドカリ分布状況調査計画策定書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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